2018年の初投稿となります.
あけましておめでとうございました.
先日,大阪電気通信大学エレクトロニクス基礎研究所で開催されたワークショップ”Vibrational Spectroscopy of Hydrogen-Bonding Systems”に聴講で参加してきました.
年始に大阪電通大の森田教授にお誘いいただきました.
先生とは,数年前,Thermo Fisher ScientificのFTIRラマンユーザーズフォーラムでお会いして以来,日本分光学会などで親しくしていただいています.
水素結合と近・中赤外分光測定に関連するワークショップということで,私の所属している研究室にも深く関連しており,興味深い内容となっていました.
冒頭,森田先生からは水素結合と赤外スペクトルに関する基礎的な講演がなされ,よい復習になるどころか,意外と基礎的な内容を深く理解できていなかったことに気づかされました・・・
森田研究室の学生による英語での口頭発表も含まれ,B4なのに論文投稿できるほどのレベルの高い研究をしていることに驚きました.
2つ目の講演は,ポーランドのWojcik先生によるスペクトルの量子化学計算にかんするご講演.私が対象としている系は模擬系とはいえ混ざりものだらけで,厳密な量子化学計算にあまり手を出してこなかったので,半分くらいついていけなかった...
3,4講演目は,Aquaphotomicsに関する講演.
神戸大学農学部のTsencova先生による講演では,生体内の水の測定におけるAquaphotomicsというコンセプトを知ることができました.もう少し聞きたいことがあったけど,講演後すぐに退出されたので残念.
講演後は,森田研究室の学生さんたちに案内してもらって,研究室見学.
前述のB4の学生さんが,部屋や装置について説明してくれました.
コーヒーごちそうさまでした.