研究

【活動報告】日本表面科学会国際シンポジウムISSS8でポスター発表してきました2017年10月23日

国際表面科学会が主催する国際シンポジウム・ISSS8に参加してきました.
茨城県つくば市の国際会議場で開催され,つくば市への訪問は初めての機会となりました.

 

私は,
腐植様物質の生成を模擬したメイラード反応への鉄水酸化物の触媒的な効果を検討するため,
模擬反応物と模擬生成物の鉱物への吸着をATR-IR法で定量的に観測する
というテーマでポスター発表を行ってきました.

当然,学会での講演内容に地球科学はほとんどなく,周りの方々がナノレベルで材料や環境触媒などの話をされている中でのアウェー戦となりました.
専門外の方に少しでも興味を持ってもらえるような工夫が必要だった点で,とても経験になる学会でした.

また,私のような専門外の学生にも,明快に説明をしてくれるポスター発表の学生に大変な刺激を受けました.
特に,同じ大阪大学から参加していたD1の方が,見事な発表をされていたのが印象深く記憶に残っています.彼は,この学会で若手のポスター賞を受賞されています.

また,地球科学の分野の学生が全くいないかと言えばNOで,
今回の学会では,筑波大学環境コロイド界面工学研究室所属の佐藤さん,山口さんの発表を聞くことができました.

特に山口さんとは,学会後につくば駅近くの美味しいつけ麺や「活龍」を教えていただきました.

ポスター発表のあと,2人でつけ麺を食べつつ,お互いの研究状況や将来の話をして楽しい時間となりました.
学年はひとつ下の方でしたが,DC1をとっている学振先輩だったので,制度や提出書類などについて話を聞けたのは助かりました.

今回の発表の内容は,eJSSNTに合併して掲載されるProceedingsに投稿する予定です.
少し場違いな内容かもしれませんが,ちゃんと表面化学に関連しているので,しっかりと内容を固めて査読に挑みたいと思います.

写真は,山口さんと食べたつけ麺屋さん,活龍.
今回の筑波出張のついでに東京でいろいろ食べて回ったので,その様子も別記事にしたいと思います.